紙の月 ネタバレ 結末

発行者: 13.11.2022

私は映画を鑑賞する前に月刊シナリオで先にシナリオを読んでいたのですが、シナリオからは名作の匂いがプンプンしていました。名作小説の脚色は大変な作業なのですが、新人の早船歌江子が見事にこなしていて、彼女の活躍が本作の面白さを数段アップさせているのではないかと思います。もちろん、吉田大八の演出も見事ですし、宮沢りえの存在感も素晴らしいと思います。それぞれが見事に反応し合い、素晴らしいサスペンスが生まれたことは間違いない。しかし、梨花と光太の痺れるような出会いのシーンを書いた早船歌江子をこそ私は賞賛したいです。職場での信頼を獲得した女性が夫への不満を漏らしている中、大学生の好青年と一瞬で恋に落ちてしまうあの瞬間!素晴らしい。本当に素晴らしいです。原作は未読なので、ひょっとしたら原作からあるシーンなのかもしれませんが、それにしてもあの衝撃は……。しばらく忘れられないでしょう。 ストーリーは地味なアラフォー女性(昔は相当な美人であったことが伺えるルックス)が年下の男性に恋をして、道を踏み外してしまうというもの。斬新だなぁと思ったのは、貢いだ相手も道を踏み外してしまうというところですね。お前も同じ穴のムジナかよ!ということが判明した一方で事件を嗅ぎつけた小林聡美。良い!素晴らしい!手放しで褒めたくなる展開です。.

小林聡美演じる隈より子。 この人の人生だけでひとつ物語が作れそうな存在感を残します。 銀行で目を光らせているお局のより子は、曲がったことは許せず、強い正義感と責任感を持つ芯の強い独身女性です。 信じてくれる人を裏切り、お金を好きに使うことが自由ではないと正論を言いながらも、彼女からも、そうでしか生きられない不器用さを感じるのです。 機械人間のように鋭い視線と後輩たちを監視する眼差し、しかし、そこにふとした時に見せる自由への憧れが見られます。. 当映画情報サイト『推しムビ!』を閲覧頂きありがとうございます。 映画の「見どころ・あらすじ・感想」をメインに、単純な紹介ではなく作品に独自のスポットを当て紹介する事をコンセプトとした映画情報サイトです。 数名の映画好きライター様の寄稿によって成り立っております。 寄稿頂いた内容は編集長が内容を確認の上、投稿しております。 内容に気になる点、ご意見や感想がございましたら是非とも下記、メールフォームよりご意見ご感想をお送りください。.

実は梨花は学生時代、ボランティア活動の一環で貧しい国に向け募金活動をしていたのです。 与えられるより与える方が幸せだという教えにのっとって、送り先からの御礼の手紙を受け取ることで彼女の心は満たされていました。. 小林聡美演じる隈より子。 この人の人生だけでひとつ物語が作れそうな存在感を残します。 銀行で目を光らせているお局のより子は、曲がったことは許せず、強い正義感と責任感を持つ芯の強い独身女性です。 信じてくれる人を裏切り、お金を好きに使うことが自由ではないと正論を言いながらも、彼女からも、そうでしか生きられない不器用さを感じるのです。 黒子占い 顔. 逃亡後、梨花は海外に身を潜めていました。 街の屋台のワゴンからりんごが転がり落ちます。 慌てて拾う子供の行く先に目をやると、梨花が学生時代に寄付をしていた文通相手、あの写真に写った少年と同じ特徴を持つ男が生き生きと働いていたのです。 梨花は、自分の信じる善意に納得したように微笑みを浮かべ、その場から姿を消すのでした。.

若葉銀行で契約社員として働きだして間もない梅沢梨花(宮沢りえ)は、きちんとした身なりの普通の主婦です。 平凡な暮らしに身を置く梨花は、夫、正文(田辺誠一)との仲は悪くありませんが子宝には恵まれず、 自分の居場所を見出せないままどことなく満たされない気持ちを抱えています。. どこにでもいる犯罪とは無縁の主婦が、 ちょっとした出来事をきっかけに禁断の扉を開けてしまった事が、誰にでも起こりうる日常に思えて興奮に似た恐怖を味わうことでしょう。.

人のお金を我が物顔で使い果たしていく梨花の傲慢さを不快に感じる人も多いことでしょうが、彼女が人のためにお金を使うことで生き甲斐を見出したように、 幸せだと実感できる何かに出会いたいと言う願望が私たちの心を揺さぶるのです。.

etc.

宮沢りえ演じる主人公が、どんどん悪い方向へ引きずり込まれていくスピード感のある展開にハラハラした。 如何にも真面目そうで平凡な主婦が、いとも簡単にさらっと銀行の金を横領して不倫相手に貢いでいく姿はイメージを覆し見事だった。 欲望は人を豹変させる。お金は人を狂わせる。 横領発覚後にガラスを割って逃亡するシーンには度肝を抜かれた。 何事も結局自分次第だけれど、善悪の判断がつかずブレーキが利かなくなって道を踏み外してしまうのは本当に恐ろしい。正義とは何か問われる作品。.

紙の月のネタバレあらすじ

とうとう、何千万円もの横領が明かるみになり、会社で話し合いが行われました。 より子だけを残し席を立った上司たちのいない間に、梨花は会社の窓ガラスを割り、思うがまま駆け出していきました。. 梨花のようにすべてを放り出してでも貫きたい何かがあることが羨ましくも、一方では、目覚めてしまう怖さを感じます。 些細なことがきっかけで起こる変化を目の当たりにし、人間のもろさや危うさを思わずにはいられないのです。.

一旦は髪を振り乱し、底まで落ちた女性が徐々に本来の自分に気が付いていく様子がとても興味深く描かれています。 事件が公になり、海外へ逃亡する梨花の、なんと清々しいことでしょう。 平凡でも不自由のない日常に包まれていたはずの生活こそが、本当は梨花にとっては偽物であり、たとえ犯罪でもお金によって満たされた感情で、まるで水を得た魚のように生き生きと美しくなっていくのです。 社会的には許されないと自覚しながらも、全てを棄てた彼女からはそれを肯定する信念すら感じられます。. 製作年:年 上映時間:分 ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス 監督:吉田大八 キャスト:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一 etc.

ホーム 邦画 『紙の月』映画あらすじネタバレラスト 身近に潜む誘惑に堕ちていく様をリアルに描く. Facebook Twitter はてブ. この作品は登場人物に共感して感情移入するような内容ではなく、落ちぶれていく主人公を客観的に観て楽しむような作品だと思う。 宮沢りえの作品に溶け込む演技力には驚かされる。とてもリアルで、家の近くの銀行にもいそうな銀行員なのだ。ここまで美人にも関わらず、「普通」を演じきることは、難しいことだと思う。宮沢りえあってのこの作品であると痛感した。 評価は分かれるかもしれないが、主人公の焦りやどうしようもない様子はうまく描かれていて、個人的にはとても楽しめた。(男性 20代).

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  • 梨花のようにすべてを放り出してでも貫きたい何かがあることが羨ましくも、一方では、目覚めてしまう怖さを感じます。 些細なことがきっかけで起こる変化を目の当たりにし、人間のもろさや危うさを思わずにはいられないのです。.

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紙の月のキャストと評価

どうみても曲がった方向に進んでしまった梨花ですが、気持ちの奥に秘めていた喜びや使命感のようなものをとりもどした梨花が美しく変貌していく様はとても興味が湧きました。 指で月をなぞって消すシーンは今作中で最も忘れられないひとコマであり、現実と幻との境に立たされているような不思議な感覚を覚え、ぼんやりと、そして美しく目に焼き付いています。. そんな過去をうっすらと思い出しながら、梨花の嘘で塗り固められた生活も当然そう長くは続きません。 ついに、厳しい目で監視するお局の隈より子(小林聡美)が書類の不備に気が付き、最初に手を付けた 万円の行方を探り始めます。 梨花の行動が怪しい事を支店長に訴えますが、梨花は疑惑をあっさりと認め謝ります。 しかし支店長の不倫と、会社の水増し会計をしていることを知っている里香は強気。 金は返すという約束の上片付けられます。 不信感を募らせたより子は、顧客を回り調査を重ね梨花を追い詰めていきます。. 当映画情報サイト『推しムビ!』を閲覧頂きありがとうございます。 映画の「見どころ・あらすじ・感想」をメインに、単純な紹介ではなく作品に独自のスポットを当て紹介する事をコンセプトとした映画情報サイトです。 数名の映画好きライター様の寄稿によって成り立っております。 寄稿頂いた内容は編集長が内容を確認の上、投稿しております。 内容に気になる点、ご意見や感想がございましたら是非とも下記、メールフォームよりご意見ご感想をお送りください。.

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どこにでもいる犯罪とは無縁の主婦が、 ちょっとした出来事をきっかけに禁断の扉を開けてしまった事が、誰にでも起こりうる日常に思えて興奮に似た恐怖を味わうことでしょう。. 若い男にハマってしまい、ずるずると不倫関係にのめりこんでいってしまうのも、会社のお金を横領するのも、あまりにも罪悪感を感じずに淡々と躊躇い無く行ってしまう主人公の姿は、全く共感の出来ないものでした。けれど、素直な自分を出せる相手が不倫相手だけだったんだな、と感じさせられる宮沢りえの表情の使い分けには、とても魅せられました。 銀行での横領って、意外と簡単に出来てしまうのでは?と感じさせられるような、リアルな描写は面白かったです。(女性 20代). 恋に溺れ、最初はほんのでき心で借りたお金。どんどん金額がかさみ、生活も雰囲気も変わってしまいます。何不自由なく生活しているように見える人が、犯罪になるまでに何かに心を奪われる。平凡に生きている人からしたら、悲しくもあり、羨ましくもあります。 最後は、彼女のいるべき場所に行きつくまでの通過点だったのかもしれないと感じました。(女性 すさまじい意味の言葉. とうとう、何千万円もの横領が明かるみになり、会社で話し合いが行われました。 より子だけを残し席を立った上司たちのいない間に、梨花は会社の窓ガラスを割り、思うがまま駆け出していきました。.

逃亡後、梨花は海外に身を潜めていました。 街の屋台のワゴンからりんごが転がり落ちます。 慌てて拾う子供の行く先に目をやると、梨花が学生時代に寄付をしていた文通相手、あの写真に写った少年と同じ特徴を持つ男が生き生きと働いていたのです。 梨花は、自分の信じる善意に納得したように微笑みを浮かべ、その場から姿を消すのでした。. 巨額横領事件を起こすごく普通の主婦を演じるのは、 7 年ぶりに映画主演という宮沢りえ。 その不倫相手役には実力派俳優として注目の池松壮亮が臨みます。 両者とも共感しにくい役柄に悩みどころはあったと言うものの、 身近に潜む誘惑に堕ちていく様 をリアルに表現します。.

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みんなの感想・レビュー

ホーム 邦画 『紙の月』映画あらすじネタバレラスト 身近に潜む誘惑に堕ちていく様をリアルに描く. どこにでもいる犯罪とは無縁の主婦が、 ちょっとした出来事をきっかけに禁断の扉を開けてしまった事が、誰にでも起こりうる日常に思えて興奮に似た恐怖を味わうことでしょう。. 幸せや自由のかたちはひとそれぞれです。 梨花は心の隙間を若い男と、自由に使えるお金で埋めたように見えますが、それが彼女を満たした全てではないでしょう。 自らの信念のもと、人に与え、必要とされることに幸せを感じているように感じ取れます。 ひとりの女性の不器用な生き方を見つめることで、自らの幸せに向き合える時間を持てる作品です。.

恋に溺れ、最初はほんのでき心で借りたお金。どんどん金額がかさみ、生活も雰囲気も変わってしまいます。何不自由なく生活しているように見える人が、犯罪になるまでに何かに心を奪われる。平凡に生きている人からしたら、悲しくもあり、羨ましくもあります。 最後は、彼女のいるべき場所に行きつくまでの通過点だったのかもしれないと感じました。(女性 ラリー・ズビスコ.